いえるよ
曖昧な未来を肯定するその言葉が
解け罵るのは臆病かしら
嘆く前に僕の音を切って
ずいぶんきれいに濁るはずよ
そう願いをかけたから
ねえっていったら首を傾げて
目をつむったら口づけて
空に手を伸ばして大きく誓ってよ
いえるよ
ほらいつか遠く先の僕を指差す
そうやって僕らは滅びる
わめく前に僕の根を切って
幸せそうに微笑むはずよ
君に願いをかけてから
僕を呼ぶなら腕の中へ
眉が下がれば扇風機
聞き耳なければ黙って肩を貸すから
擦り付けたのは僕 見透かしたのは君
汚いと笑う汚い僕 微笑みを忘れる君
さよならを渋る僕 手を上げ背向く君
いつだって愛しい
いえるよ
いつかかならず